パッカー車(塵芥車)いわゆるごみ収集車のフロントブレーキが効かないとの事での入庫
診てみるとブレーキディスクパッドの残量がない、おまけに片側は異常摩耗によりディスクパッドが脱落し油圧ピストンが出てしまっている・・・これではブレーキが効くはずない
もうキャリパーオーバホールするしかありませんもちろんディスクパッドは交換です。
取り外したキャリパーを分解しシール、ブーツを新品にしてピストンを組付けます
これは2ピストンキャリパー、一般的な乗用車、軽自動車はピストンが1つのものが多いですが2トン以上のトラックは2ピストンが多いですね。またスポーツカーになると対向4ピストンとか装着されてる車もあります。
今回はフロントディスクパッドの異常摩耗により右側のディスクロータは削れていましたので交換しました
ディスクパッドを新品を装着、摺動面にはグリスを塗布しオーバホールしたディスクキャリパーを装着
ブレーキオイルのエア抜き等の作業をし完成しました。
ここまでなると修理費用がかさみますので前の段階、ディスクパッドが摩耗した時点で気が付けばロータ交換とキャリパーオーバホールはしなくてよかったと考えられます。いつもよりおかしい感じや音がしたらプロに診てもらうのがいいかと思います。
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